BOYSエステ 第7話
勇気を出し、ついに響に告白をした静香。しかし、自分がホーケイだということを言い出せない響の「オレは……体がちょっと……」という言葉を、自分の三段腹のことだと思い込み、そのショックで再び部屋にひきこもってしまう。『BOYSエステ』の予約をすべてキャンセルし、お店からのメールも電話もかたくなに拒否し続ける静香。心配になった七里は、ひとり静香の家に様子を見に行く。するとそこには、エステに通う以前よりも、さらに太った静香の姿が。もう誰も相手にしてくれないと自分を責める静香に、七里は「オレとデートしよう」と申し出る。
一方、親会社の会長から「店の売り上げを伸ばさなければ、次期社長候補から外す」と言われた『BOYSエステ』オーナーの吉馬は、客からの指名数で給料を決めるという、売上げ制の導入をスタッフに宣言する。客一人ひとりへの丁寧なサービスが第一と考える叶は、それに猛反対。しかし、吉馬に秘密(ホーケイ)を握られている響は「やる」と言わざるをえなかった。
売上制がスタートした『BOYSエステ』に、七里に熱を上げている客の公子が来店した。七里と静香のデート現場を目撃してしまい、やせて七里を奪い返したいと訴える公子。響は、七里と静香のデートにショックを受けながらも、さっそく公子の施術を買って出る。そして、1回の施術でなんとマイナス4.1キロを達成したのだった!
数日後、そんな響の噂を聞きつけた客たちが『BOYSエステ』に押し寄せ、店には長蛇の列ができていた。実は、吉馬がホームページに“1回の施術でマイナス4キロ”と書き込んでいたのだ。吉馬の強引なやり方にとまどう響に、今度は七里が「オレ、静香ちゃん、もらっちゃおうかな」と追い討ちをかける。先日の静香とのデートで、七里は静香を励ますつもりが、逆に自分の将来のことで静香に励まされたのだ。そして同じころ、響の元カノ・さくらは静香を呼び出し、「響とまた付き合うことになった」と嘘をつく。
静香から七里を奪い返したいと息巻く公子が、ふたたび店にやってきた。過激な施術をせがむ公子に、仕方なく応える響。しかしその施術後、お客がひしめくエントランスに響くほどの派手な音を立てて、公子が倒れてしまう。無理なダイエットによって血糖値が下がっていたのだ。公子の体調をカウンセリングで気づけなかった響は、そのことを叶に指摘される。そのようすを見て、ゾロゾロと帰っていく客たち。しかし、叶の日頃からの誠実な対応を評価し、残ってくれる客もいた。叶に感謝しながらも、売り上げアップにあせる吉馬。そして、『BOYSエステ』の掃除婦・友子が、実は会長だということを見抜いていた叶も、社長としての器を試されている吉馬の立場を理解していた……。
その夜。七里はフェイシャルの道具を持って、静香の家を訪れていた。泣きはらした目の静香を施術しながら、「響はやめて、オレと付き合わない?」と七里が口にしたその瞬間、地震が! とっさに静香をかばうようにして抱きしめる七里。
同じころ、家族揃って自宅で食事をしていた響。全員があわてて家を飛び出し、“ドーン”という音に振り返ると――。
なんと、赤城家が、全壊していた!!
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