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5月にクックパッドの人気レシピを集めた単行本の第5弾となる『100万人が選んだ 大絶賛おかず』を刊行されましたが、料理本としては、異例の5万部を刷ったにもかかわらず、発売2日で増刷が決定したとか。クックパッドに対する読者の信頼度はすごいですね。
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レシピ数24万種類を誇るクックパッド
人気レシピの単行本
『100万人が選んだ大絶賛』シリーズ
クックパッドのレシピは、大根が余っていたからとか、旬の食材が安かったからなど、毎日の生活の中から生まれたものなんです。それだけ、ご家庭で日常的に料理をする人の心理にフィットしているんでしょうね。「安くて簡単でおいしい」というのが、支持される理由だと思います。
クックパッドにレシピを投稿する際、「レシピの生い立ち」を記入する欄がありますね。いままで寄せられたものには、どんなものがありますか?
ご主人が名古屋名物の「あんかけパスタ」が食べたいと言いだして、ご主人と一緒に試行錯誤しながら作りました、というのがありましたね。
ほかにも、家族が風邪をひいたので、栄養をつけて早くよくなってほしいからと、好きなものをたっぷり入れた鍋を作りました、というのがありました。
クックパッドに寄せられるレシピは、家族に喜んでほしいという思いや健康を気遣って作られたものが多いというのも特徴ですね。
現在までに集まったレシピは24万種類とのことですが、一日に何件くらいの投稿があるんですか?
一日に400件くらいです。寄せられたすべてのレシピは、編集部がレシピとして成立しているかどうか、必ずチェックをしています。
ユーザーさんの中には、ひとりで100件以上も投稿してくださっている方もたくさんいます。サイトでは、レシピを料理名や食材、煮る、焼くなどの調理方法で検索できるんですが、投稿したユーザーさんの名前でも調べられるようにしてあります。
「この人の味が好き!」と多くの人から熱烈な支持を集める“カリスマ主婦”のような方も100人くらいいますよ。
なるほど。それはすごいですね。クックパッドでは、たとえば「肉じゃが」と検索すると、940種類も出てきますが、これも面白いですね。
ええ。それぞれみんな違う、その家庭独自の味なんです。
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小竹さんのブログ「takakodeli/野菜ソムリエの湘南ライフ」を読むと、クックパッドのユーザーもびっくりするほどの料理好きなのがわかります。普段のお弁当やごはん作りのほかにも、梅干しをつけたり、干し柿を作ったり……。
いまどき、そこまでやる方はなかなかいないですよね? ほかにも、山形パン作りにハマってみたり、おぼろ豆腐に挑戦したり、自家製のベーコンやパンチェッタ、ローストビーフを作った話が書いてあったりと、本当に料理がお好きなんですね。
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小竹さんのブログ
「takakodeli/野菜ソムリエの湘南ライフ」
ええ。料理はほぼ毎日しています。朝ごはんは家で食べますし、帰宅が深夜になることも多いですが、夜も週に1〜2度ある外食を除いて、ほとんど作っていますね。週末に友人たちとホームパーティーをすることもよくあります。
ブログを見ていると、野菜料理が多いようですね。
ベジタブル&フルーツマイスターの資格を持っているので、野菜料理は得意です。野菜は知り合いの生産者の方から取り寄せています。農家から直接届くので、新鮮なのがいいですね。
それに平日は仕事でまったくスーパーに行けないので、その点でも助かっています。最近は、旬の野菜をオリーブオイルと白ワインビネガーで作ったドレッシングで和えるサラダをよく作ります。
料理好きは、お母様の影響ですか?
そうですね。それと、実家が米屋なので、お米をといだり、炊いたりするときに心をこめるようにと教わったことも、料理を好きになることにつながったと思います。
また、父が知り合いからいろいろな食材をもらってきたり、魚を釣ってきたりして、それを母が料理してくれたので、季節感のある食卓でしたね。
季節のもので、どんなものが印象に残っていますか?
冬にいただいた熊や猪のお肉には驚きました(笑)。鍋にして食べたのを覚えています。秋に家族できのこ狩りに行ったこともありましたね。当時は、「高校生にもなって、なんで親ときのこ狩りに行かなきゃならないのよ!」と思っていましたけれど。
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料理は、ご実家にいる頃からよくされていたんですか?
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それが、実家では料理の手伝いすら、ほとんどしていなかったんですよ。手伝いを無理やりさせられていたら、嫌いになっていたかもしれませんね。
料理を作ることに興味を持ち出したのは、24歳頃からです。大学を出て、結婚して東京へ出てきたんですが、そのときに母に魚のさばき方や野菜の下ごしらえについて、きちんと教えてもらいました。この基礎が今にすごく役立っていると思います。
専業主婦として東京に来て、そんなご自分が「食」を仕事にするとは思っていましたか?
この展開は予想していませんでしたね(笑)。東京の暮らしに慣れてきた頃、IT系の会社で派遣社員をはじめて、そこでWebに興味を持ち、「Web業界で働きたいなぁ」とは思っていたんですが。
働きながらWebの知識を身につけるために専門学校に通って、その後、小さなWebの制作会社に転職して。その頃になっても、まだ「食」が仕事になるとは思っていませんでした。
仕事に「食」が関係しだしたのは、Webの制作会社を辞めて、博報堂アイ・スタジオに移ってからですね。Webプロデューサーとして、ビールなどの食品の広告を手がけるようになったのが最初です。
これは余談になりますが、じつは、ビールの広告を手がけていた頃、仕事に夢中になりすぎて、最初の主人に愛想をつかされてしまったという苦い経験があります……(笑)。
Webプロデューサーとして活躍なさっていた小竹さんは、どのようにしてクックパッドと出会ったんですか?
友人を通じて、「面白いことをやっている人がいるよ」と佐野(クックパッド代表取締役の佐野陽光氏)を紹介されたのがきっかけですね。2003年のことです。クックパッドの開設は1998年(当時の名は、kitchen@coin)なんですが、その頃はまだ事務所を間借りして、細々と運営している状況でした。
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