レシピの募集をはじめて9年目を迎えるクックパッド
広告の仕事はとても面白かったんですが、どんなにいいものを作っても、目新しさがなくなると壊して作り直さなければならない、ということにさみしさを感じはじめて。もっと腰をすえて、人にサービスが提供できる仕事がしたくなったんです。
クックパッドには、当時すでに投稿レシピが5万種類ほど集まっていたんですが、スタッフは社長の佐野とプログラマーとアルバイトだけ。そこに私が参加することになりました。
最初は、「ちょっとだけやってみようかな」くらいの気持ちだったんですが、気がつけばハマっていましたね(笑)。
クックパッドのどんな部分に魅力を感じたんですか?
やはり料理が好きだったのと、あとは広告にはない「双方向性」という点ですね。広告は、一方的なものですが、クックパッドはユーザーさんから寄せられた声にさまざまなサービスを考えて応えるという面白さがありますから。
クックパッドでの最初の仕事はどんなことでしたか?
ユーザーさんに無料でサービスを提供するための広告取りでした。毎日、社長と一緒に電話帳を見ながら「クックパッドと申します!」と企業に電話をかけまくっていましたね。まさか自分が30歳を過ぎて、こんなことをやるとは思ってもみませんでした(笑)。
クックパッドで仕事をはじめた頃は、本当に何でもやりましたね。営業から広告、カメラマン、メルマガ執筆と、“ひとり編集部状態”でしたから。
レシピの投稿は、順調に増えていったんですか?
ええ。データを見ると、半年ごとに2万件ほど増えていますね。今年2〜5月の間には、一気に4万件も増えています。レシピの増加をグラフにすると、どんどん急激になってきています。
これは、クックパッドをメディアの方が取り上げてくださったことはもちろんですが、2003年から刊行しはじめた単行本の存在も大きいと思います。本を買ってくださった方からの読者はがきを読むと、サイトの存在を本で知ったという方が初期の頃には結構いらっしゃいました。
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クックパッドに参加されて4年。地道な営業と、ユーザーの要望にきちんと応えて、サービスを向上させるという努力の結果、いまや日本一の料理サイトにまで上りつめて。プライベートでも、昨年、新しい幸せを手に入れたそうですね。
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結婚式で“入刀”した生ハム
ははは……(笑)。
聞くところによると、結婚式では、ケーキカットのケーキの代わりに別のものを用意されたとか?
ええ。「ハモン・イベリコ・ベジョータ」という生ハムを腿ごと取り寄せて、それに入刀しました(笑)。
旅先のスペインで出会ったんですが、どんぐりだけを食べさせた豚から作った生ハムで、ナッツの香りのするその味にとても感激したもので。主人も私も、おいしいものに目がないんです。
現在は、お住まいを都内から移されて、ご主人と湘南生活を楽しんでらっしゃるそうですね。
はい。休日は、できるだけ早起きするようにして、海沿いの道をサイクリングしたり、ドライブしたり、釣りに行くようにしています。そうやって、日頃のストレスを発散するように心がけていますね。
都内と違って、新鮮な魚や卵を買いに行けるので、それを料理できるのもいいですね。ネットを通じて知り合いになった地元の友人たちとご飯を食べに行くのも気分転換になります。
また、鎌倉に素敵なパティスリーがあるんですが、そのオーナーが開くお菓子教室に通うのも楽しいです。
引っ越す前と今と何が違いますか?
自分のペースで生活ができるようになりました。それと、夜な夜な飲み歩くことがなくなりましたね(笑)。
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