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超「超」整理法をちょっと立ち読み

超「超」整理法 知的生産力を飛躍的に拡大させるセオリー

〈第18回〉

百科事典とミシュランの思想
 ところで、「体系を知らなくとも知識が得られないか?」という試みは、昔から行われていた。それが、「百科事典」の思想である。
 百科事典では、知識の体系とは無関係に、五十音順(あるいはアルファベット順)に事項を並べてある。したがって、知識の体系を知らなくとも、目的の事項を調べられる。予備知識がまったくなくとも学習ができるという意味で、百科事典は伝統的なアカデミズムの権威に対する挑戦であった。
 これは、学問の大衆化を進めるうえで、大きな意味を持った。クロスレファレンス(いくつかの項目の相互参照)すれば、かなりのことが分かる。インターネット時代以前のことだが、私のある友人は、病気について調べるには、『家庭の医学』の類いの本より、百科事典のほうがずっと役に立つと言っていた。
 ただし、印刷物の時代には、クロスレファレンスは大変だった。重い大きな本を何冊も開くと、それだけで机がいっぱいになる。それに対して電子情報の場合には、相互参照はクリックしてリンクをたどるだけだから、実に容易な作業だ。

出典:超「超」整理法
情報提供:株式会社講談社

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