仕事場 とくに働く女性にとって、家庭と仕事は切り離せません。究極の「職住近接」が近藤さんの自宅にあります。

img入り口右側が仕事スペース。仕事場を地下にレイアウトしたのは、2階より上にある居住スペースと分けたかったから。ここなら少々物音がしても、気にならない。

img(左)中庭をはさんで左側が、憩いのスペース。来客との打ち合わせや、映像の確認などを行う。エリア分けが簡単にできるのも、部屋の形をコの字型にしたから。
(右)壁面には有孔ボードを設置。CDラックなど、見せる収納づくりに役立っている。
撮影/関 夏子

中庭を囲むように、コの字型に広がる空間。近藤さんの仕事場です。
「実はね、この仕事場が家づくりのきっかけなんですよ」と近藤さん。
家を建てる何年か前のこと。アシスタントたちと雑談しているうちに「職場に子どもを連れて来られたら、どんなにいいだろう」と盛り上がったことが、そもそもの始まりでした。
保育園に預けるのが前提ですが、何かあったときに、職場に連れてこられる環境があれば、働きながらの育児が少しはラクになるのではないかと考えたと言います。「子どもの病気で仕事を休むと、職場に迷惑がかかるのが心苦しい」「仕事をしていると育児を軽んじていると思われるのではないか」。多くの女性が常に思っているように、近藤さんも、仕事と家庭は切り離せないもので、切り離そうとすると無理が生じる、と感じていたからです。 中庭も、採光のためというよりは子どものため。
「夏はプールを置けば水遊びもできます。地下の中庭だから、子どもが“脱走”することもありません(笑)。それに、雨が降り込まないから、一年中外で遊べるんですよ」
こうして、「子育てもできる仕事場」という、この部屋のコンセプトが決まりました。次は、机の配置など、仕事場として使いやすくするための工夫を考える番です。

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