2人の子どものママである、マンガ家・桜沢エリカが、子育ての本音に迫る!
気になるお受験問題から、話題のキッズファッションまで、
「エリカ流子育て」を楽しく、時にズバッと綴ります。
桜沢エリカ
1963年、東京生まれ。「粋な大人の恋愛」をテーマにしたストーリーマンガに定評がある。'99年に結婚し、一男一女のママに。自身の出産や子育てを描いたマンガも、男女問わずファンが多い。現在、オシャレなママとして育児やライフスタイルの分野でも活躍中!
桜沢エリカ公式HP
http://www.callanet.jp/

美龍(びりゅう)
息子。7歳。小学2年生。少年野球チームに所属。

美魅(みみ)
娘。5歳。幼稚園生。昆虫が大好き。
毎年、年末年始は自宅で過ごしている我が家。親戚の家に遊びに行く以外、これといって特別なこともなく、ただただのんびりしている。子どもの同級生はというと、冬休みに入った途端にハワイへと旅立つ家もあれば、スキー旅行をする家、伊豆の別荘で過ごす家など、かなり楽しげな話ばかり。
しかし、自由業の私としては、何もそんなに旅行費のお高い時期に出かけなくても……と、つい思ってしまうのだ。オフシーズンなら、その半額でしょ、と。子どもが小さかった時は、そうやって格安旅行をするのが当たり前であったが、上の子が小学生ともなると、そんな理由で学校を長く休ませるわけにもいかない。気づけば、いくら自由業とはいえ、一般家庭と同じオンシーズンにしか旅行できない状態になっている。
なんだかそれもシャクだなぁ……なんて考えていると、なかなか家族旅行の計画が立たない。息子も娘も、まだよそ様をうらやましがったりしないので、良しとしているところなのだが……。
そんな我が家の、年始の大イベントは「キッザニア」であった。メキシコ発祥のお仕事体験テーマパークで、働けば賃金も発生し(パーク内のみで使える通貨「キッゾ」がある)、パーク内の銀行に預金しておくこともできる。「森永」や「コカ・コーラ」、「ヤマト運輸」など本物の企業が参入して、ミニチュア都市ができ上がっているので、子どもはもとより、親のほうもアがる要素(ああ、自分達の子どもの頃にこういうのがあったらなぁ……! )満載なのである。
「キッザニア」に行くことが決まってから、娘はずっとピザ屋さんをやる! といっていた。息子のほうは、早く行きたいというわりに、何をやってみたいか具体的なものがでてこない。そして当日、娘は初志貫徹、真っ先に「ピザーラ」を目指し、やることが決まらない息子は妹のお供をすることに。
さて、子どもが様々なお仕事修業をしている間、親は一体何をしているのかというと、ひたすら待っているのである。そして我が子の出番が廻ってきたら、ガラス越しに写真を撮りまくる。一生懸命ピザ生地を伸ばしている子に向かって、「○○ちゃ~ん、こっちこっち! 笑って~」とOB(親バカ)丸出し。子どもが頑張る姿をプロのカメラマンが写して廻り、記念のフレームに入った写真も売られている。うっかりカメラを忘れたOB失格の私たちは、その写真を買うハメ(1枚1000円)に……。(後編につづく)




