 初主演作『なまいきシャルロット』('85)で早くもセザール賞最優秀新人賞を受賞。続いて母ジェーンと共演の『カンフー・マスター!』('87)。『小さな泥棒』('89)、この作品は少女時代の代表作と言っていいだろう。エキセントリックなとんでもない子供だけど、彼女の魅力で観客は、どんな罪も許してしまう。両性具有、内気、下手でぎこちない演技、それらがみな魅力的なのはやっぱり母親譲り。'91年に父セルジュ亡くなる。『愛を止めないで』('91)で夫イヴァンと出会い、以降共演が続く'90年代。『愛されすぎて』('92)、『ラブetc.』('96)、このあたりでシャルロットも少女でなく女を演じられるようになってきた。それまでシャルロットはシャルロットそのままだったが、ようやく他者になる“演技”をし始めた時期だ。娼婦のようなすさんだ感じと少女のような透明感が同居するアンビバレントな魅力。実際すごいチェーンスモーカーらしいが、画面でもさすがにタバコをくわえるのがサマになってる。そりゃあタバコと酒で心臓発作で死んだ父親と、やっぱりヘビースモーカーの母親との娘だもん。そして野心作『ジェイン・エア』('96)ではフランコ・ゼフィレッリ監督、また話題作『フェリックスとローラ』('00)ではパトリス・ルコント監督と名匠との仕事が続き、演技的にも益々磨かれていく。一貫して不幸な役が続いた。薄幸度はずっととても高かったが、実生活ではイヴァンと幸せな家庭を築き、彼の監督作で薄幸なイメージはだいぶ薄れた。軽妙な作品もいいじゃないか、シャルロット。彼は愛する妻の新たな面を引き出したのだ。『21グラム』('03)ではハリウッド・デビューもする。
『僕の〜』から4年、あのカップルは今どうしているのか? 結婚がテーマの今作で、彼女は100%ハッピーというわけではないが、30歳を過ぎいろんな経験をし、圧倒的に魅力が増した女性を地で演じている。良い女優になった。僕はずっと見てきたから感慨深いものが。13歳の時からすでにシャルロットをふぉーりん・らぶ してたから、おっと、アブナイ、アブナイ!?
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