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吉田電車 [書籍]

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電車という乗り物は、乗りこみさえすればあなたをどこかに連れて行ってくれる。自分で運転する必要はない。目的地が決まってなくてもいい。人数制限もない。黒い服を着て黒い帽子をかぶった、謎めいたお姉さんといっしょに乗りこむのもいいだろう。そうした憧れの乗り物、電車に乗って吉田戦車さんが近くや遠くに行くロマンのイラスト&フォト&エッセイ、『吉田電車』の単行本が発売されました! 南は伊勢神宮から北は函館まで、好物の麺類をすすりながら吉田さんが行く全20話、ぜひお読みになってください! 読めばあなたも電車に乗って、どこかまだ見たことのない土地に行ってしまいたくなるでしょう。
そんな男の背中を見ているような気持ちになっていただければ幸せです。

吉田さん、『吉田電車』について大いに語る。
の間、岐阜県にある長良川鉄道に乗ったんですけど、すごくいいわけですよ。水の町・郡上八幡や、昔、戦国時代に「関の孫六」という刀匠がいて、今でもその伝統が受け継がれている関市を通って岐阜県を北上していく鉄道です。電車もなんかコトコト走っている感じで、鉄道自体が車社会に押されてひいひい言っている雰囲気なんですけど、その寂しさがとても魅力的だったんですよ。ただ、少し寂し過ぎて「ちょっとテコ入れもしてあげたいな」という危機感も感じましたが。

れは多分なにかの撮影だったと思うんですけど、途中ですれ違った対向車の中に三國連太郎さんがいらっしゃったんです。それで三國先生に「テコが入りますように」と一生懸命祈りました。

『吉田電車』は基本的に僕の「ご近所散歩」ということでやっていますけど、それにたまに行く旅のエピソードを織り交ぜています。しかし自分一人のエピソードだけでは話にしづらいので、実際は豪華ゲスト陣に助けられていますけど。本当にありがたかったです。

『吉田電車』のエピソードの中で特に印象に残っているのは長野県の白馬に行ったときのものですね。そこで大糸鉄道に乗ったんですけど、電車の外は真っ暗で雪がチラッ、チラッと降っていた。そんな中、僕は一生懸命、じっくりとなめるように電車の運転席をのぞき込んでいたんです。「ああ、俺はいったいなにをやっているんだろうか」と思いましたけど、あのときの体験は本当に面白かったですよ。鉄道まわりの設備ってとても魅力的ですね。機能が独特で、最先端でありながら妙に懐かしいところもあって。小さい頃にこういう魅力に触れていた人が、鉄道ファンになる気持ちが、わかるなあと思いました。

人で移動する行為って、どことなく寂しさがついてまわるものなんですけど、そういう寂しさと表裏一体の良さもあるんじゃないか。そういうところを感じてもらえればと思って書きました。前作の『吉田自転車』のときもそんなふうに考えていましたけど、今度の『吉田電車』ではもっとハードボイルドなものになっているかもしれません。

「ディズニーランド」って全然寂しくない場所ですけど、男一人で行くととても寂しい場所になるじゃないですか。あらゆるものにそういうニュアンスを加えてみたかったんです。一人でディズニーランドを歩く孤独な男。読んだ人が、そんな男の背中を見ているような気持ちになっていただければ幸せです。

吉田戦車さん談

全エピソード紹介
全国書店にて、絶賛発売中! 吉田電車 ご購入
単行本『吉田電車』
著:吉田戦車
定価:本体1400円(税別)

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速くて健康にいい。
おまけに環境にも優しい。
そんな“最高の乗り物”が自転車だ。

漫画家である吉田戦車氏が愛車“ナイスバイク号”にまたがり、主に西東京を疾走! 自らエッセイをしたため、写真を撮影し、そして当然ながらイラストもばっちり描いた、という絢爛豪華な一冊。それが単行本『吉田自転車』だ!
「Web現代」連載の全20回をまるごと収録。あの“自転車界のカリスマ”も大絶賛だ! 自転車、サイコー!!


単行本『吉田自転車』
著:吉田戦車 定価:本体1400円(税別)

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大手スーパーVS地元商店街!!
街は戦いのバーゲンセールと化した!!

目指すは世界征服記念金曜びっくり市。大手スーパー「赤サソリ」は大手特有の圧倒的な資本の力を背景に、恐るべきあの手この手で地元商店街に襲いかかってきた。「資本にはかなわない」。誰もがしたり顔で絶望した時、全ての希望は1人の少女に託された。韮崎油断、コダヌキ幼稚園に通う女の子。その正体は地元商店街秘密諜報室、最強のスパイ!!


KCデラックス『油断ちゃん』
著:吉田戦車 定価:本体667円(税別)

吉田戦車氏 プロフィール
1963年岩手県生まれ。小学校時代はサッカー部に所属。中学、高校時代は剣道部に所属する。その後上京し、1年間の浪人生活を経て某私立大学に入学する。1983年のデビュー後、恒常的に日本のギャグ漫画家のスターとして皆に仰がれてきた。代表作は『伝染(うつ)るんです(第37回文藝春秋漫画賞受賞)』『油断ちゃん』などたくさんある。
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吉田さんの楽しいエッセイ『吉田自転車』が文庫になりました!!