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ソクラテスの妻という言い方があって、そう言っただけで、悪妻だな、と理解していいことになっている。作家佐藤愛子氏には『ソクラテスの妻』という小説があるが、別にソクラテスやその妻が出てくるわけではなく、屈託のないダメ亭主を妻が皮肉な眼で見ているという話である。
つまり、ソクラテスの妻というのは悪妻の代表選手なのである。小野小町が美人の代表なのと同じように、ソクラテスの妻は悪い妻なのだ。どういう女性だったのかは知らないけど、とにかく悪妻なんだよね、とされている。
考えてみると、かなりひどい話である。その人がどんなふうに悪い妻だったのかの内容はほとんど伝わってないのに、ただ悪妻だったということだけが有名なのだから。
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西原理恵子 1964年高知県生まれ。漫画家。
武蔵野美術大学在学中にデビューし、
『まあじゃんほうろうき』『鳥頭紀行』など、独自の人生哲学に裏打ちされた鋭い視点で描く大ヒット漫画を連発。1997年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞受賞。
著書に『ちくろ幼稚園』『はれた日は学校をやすんで』『サイバラ式』『毎日かあさん』『サイバラ茸』など多数。

→ 鳥頭の城 (公式HP)
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| こんなのも「ことわざ」
| 何に書きつけておこうか |
| 天才の陰に悪妻あり |
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