

前回、前々回と続いて、今回もマンガ部門から金賞受賞者が選出されました。そして、他の受賞作、または受賞を逃した作品を見ても、応募作のレベルは向上していると感じます。
ですが、全体的に整合性はとれていた印象はあるものの、心に残るほどの面白さを秘めた作品は少なかったように思えます。
漫画を面白くするために、重要なことは幾つもありますが、中でも一番大事なことはキャラクターです。今まで見たことがないような、破格で図抜けたキャラクターが活躍している作品は、必ず読者も面白く感じるはずです。よいキャラクターを考え出してください。
とはいえ、面白い設定の人物を考えただけでは、真に生き生きとしたキャラクターになるとは限りません。キャラクターを自在に動かすことは、大変な想像力が必要です。今後コロッセオにご応募される方は、もてる限りの想像力をフル動員して、制作に臨むことを心から期待いたします。

今回も数多くの応募がありましたが、色彩や構図などの絵のテクニックよりも「その人しか描けないオリジナリティ」が感じられる作品を中心に選考しました。よく描けているけれど、どこかでみたような作品よりも、荒削りながらも可能性や将来性を感じさせる、他にはない作品を私たちは評価していきたいと考えています。
今後も、応募者の皆さんの個性があふれる作品をお待ちしております。

テーマイラスト部門の募集は、今回で最後となりました。ですが、それが残念なほどに今回は、課題文の魅力を汲んだ上でさらに自分なりのアレンジや独自の世界観が表現された、数々の力作が寄せられました。結果、銀賞が2作、銅賞が1作選出されることとなり、部門自体も有終の美を飾ることができました。
課せられたテーマと自分の個性を両立させることは、漫画など他のジャンルにおいても非常に重要なことです。テーマイラストに取り組んで頂いた応募者の皆さんには、作品制作の中で培った経験を生かして他の部門にもチャレンジすることを心から望みます。
※ なお、次回のコロッセオⅧより、キャラクターイラスト部門の募集要項の一部に、テーマイラストが追加されます。

今回から、選考基準にBGM、効果音などの「音」の要素が追加になり、表現の幅が広がったように思われます。実際、受賞作の中には、「音」を効果的に使った作品も見受けられました。
その反面、見せ所が絞れていない作品が多くなったようにも感じられました。見る人に何を楽しんでもらうかを考えることが、プロの制作者の基本中の基本です。客観的な視点で自分の作品をよく見直して、推敲するようにしましょう。特に、映像は制作工程が複雑で、いったん作りだしてしまったら作り直すことは困難です。推敲は設計図であるコンテの段階で行うことが望ましいです。

コロッセオⅦには、総数198作という多くの応募をいただき、ありがとうございました。
今回は16本の作品が受賞を果たしましたが、中でも特に優れた2作品が金賞に選出されました。
受賞者の皆様、おめでとうございます。
ですが、プロの作家として成功することは、金賞をとるより遥かに難しいことです。この結果に満足せず、より一層気を引き締めて頑張ってください。金賞の方の次のステージは当然プロの舞台になるわけですし、銀賞や銅賞からデビューを果たし、プロとして活躍中の先輩も多数いらっしゃいます。
読者の皆様、コロッセオ受賞者が今後も躍進するよう、温かい声援をお願いいたします。
今回選に洩れた方々、ならびに描いてみようと思っている方々、ぜひコロッセオにご応募ください!
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