6年間の公務員生活を経た後、「何かやりたい!」と思い立ち、趣味で描いていたイラストを、Web上に次々と発表。『JAWACON2005 公式ガイドブック』のポスターや、『カラフル文庫アンソロジーヒント?』の表紙などを手掛け、イラストレーターとして活躍中。現在、自身のホームページ上でFLASH作品を続々と発表している。
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名前(ハンドルネーム)は丸山薫です。
マシン環境(仕様OS)はPower Mac G5 Dual 2GHz、ソフトはPhotoshop CS/FLASH MXを使っています。 |
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作品制作を始めたきっかけはなんですか? |
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友人からあるFLASHアニメーションを紹介され、FLASHというソフトを使うと個人でもこんなすごいアニメーションが作れる!と薦められたことが直接のきっかけです。 |
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作品制作を始めてどれくらいになりますか? |
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FLASHを始めたのが2002年ですので、3年ほどになります。 |
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ご自分の代表作は何になりますか? またその理由も教えてください。 |
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強いて選ぶと『二二九』でしょうか。技術的な面はおくとして、作品としてのまとまりや勢いという点では、まあバランスが良いのではないかと思います。 |
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FLASHの魅力とはなんですか? |
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見る方としては、データが小さいのでロードに要する待ち時間というストレスが少なく、手軽に見られること。
作る方としては、比較的手軽に作れること。 |
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作品作りにおいて注意している点はなんですか? |
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あまり細かく考えず、かなり直感的に作っているので、特に注意したりはしていない気がします。 |
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丸山さんのホームページには多数の作品が掲載されています。FLASHムービーが中心ですが、中にはFLASHを利用したゲームもあります。ゲームを作ろうと思ったきっかけはなんですか? |
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いわゆる「ゲーム」ってほとんどやったことがなかったのですが、1997年ごろに初めてまともにプレイしたPCゲーム『MYST(※1)』にものすごい衝撃を受けまして、こんな物を作ってみたい!と当時触り始めたhtmlやPhotoshopでWebゲームもどきを作ったのが最初です。これは現在公開していませんが、いずれFLASHでリメイクしたいと思っています。
(※1:色々な仕掛けがある島を舞台にした、パズル要素の強いアドベンチャーゲーム。フルCGのグラフィックは、当時としては驚くほど美しかった。)
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1つのゲームを作る期間はどれぐらいですか? |
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昔作ったものはよく覚えていないですが……早くて1、2週間ぐらいだったと思います。『観月火箭−月見ロケット−』はダラダラとやっていたので、1か月ぐらいかかってしまいました。 |
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今話題に出ました最新ゲーム『観月火箭−月見ロケット−』はムービーとして見せる魅力を持ったゲームだと思うのですが、一番重点をおいて作られたのはどこですか? |
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特に地表から上空ぐらいまで上昇する時のスピード感と爽快感を出せるよう努力しました。成功したとは言いかねますが……。 |
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今後FLASHを使ってやりたいことはなんですか? |
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もっとゲームなども作ってみたいです。 |
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最後に新時代のデジタルクリエイターに向けて、メッセージをお願いします。 |
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私はFLASHに関してはそれほどちゃんと勉強した訳ではありませんが、とにかく「こういうことがやりたい!」というのを原動力としてやってきています。
これから始める方も自分が一番やりたいこと、好きなことを中心に据えていかれるといいんじゃないかと思います。
それと、WebアニメはTVなどと違っていつでも好きな時に手軽に見ることができるので、もっと幅広く多くの人に見てもらえると良いですね。 |
丸山薫の魅力は、その独特なイラストのタッチにある。
これまで一般的にアニメーションムービーといえば、動かすことを前提とした、シンプルな絵柄のものが多かった。なぜシンプルなのか? それはアニメーションムービー作成には膨大な労力が求められ、複数で手分けして作業をするため、シンプルで誰でも再現しやすい「記号」に置き換えていったためだ。
ところがFLASHならば自分の絵をそのまま動かすことができる。丸山薫のイラストが動き出す瞬間がきたのだ。
FLASHムービーならば丸山薫の世界観が損なわれることはない。人物イラストに限らず、味のある小物、なんとも言いようのないメカ、こってりした感じの食べ物、そしてアジアンテイストを膨らませたバッググラウンドなど。当たり前のことだが、丸山FLASH作品では、ありとあらゆるものが丸山薫のタッチそのままで息づいている。アニメーションではできない、ビジュアル表現がそこにある。
丸山薫のFLASH作品は、作者が単純に「動かす」ことに喜びを見出したものではない。自分で描いたキャラクター達に「新たな命を吹き込む」思いが強いように感じる。納得のいくビジュアルを描くことが作品として命の誕生だとすれば、作品が文字通り動き始めることこそ新たな命と言えるだろう。自らが生み出したビジュアルを、自らの手で動かす。クリエイターとして追い求める世界が明確な形となって現れる。それが独特なイラストタッチのままで動き回る、魅惑のムービーとなるのだ。
自らのこだわりを徹底的に貫く、その信念こそが、丸山薫の魅力そのものなのだ。 |