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「直言」スペシャル鼎談:宮崎×平野×植草

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宮崎:今後の見通しとしてはどうでしょうか。前原が仲間を引き連れて出るんでしょうか。

平野:結局私はね、渡部さんを国対委員長にしたことを見ますとね、前原は民主党に残って代表を続けるという基本戦略だと思います。それでむしろ小沢包囲網を作っていこう。そういう戦略だと思います。
 けっこう国民も恒三さんなんかの面白半分の話にころっといきますしね、それから事実上小沢包囲網はすでに作られていますから。野中さんなんかがもうはっきり言っているわけですから。それから、久間さんも小沢なんかに代表になられたら自民党がめちゃくちゃになると記者会見で言ってるわけですよ。ですから、新進党の時もそうですけど、本当の改革とそうでないものは、与野党の中にないんですよ。常に野党、小沢さんをめぐる問題なんですよ。
 自民党は知ってますよ、小沢さんを代表にしたら、本当に自民党の体制が壊されると。だから僕はある意味で何回も続けてきた小沢包囲網のある意味では最後の段階かなと思っているんです。だから、それは負けるかもわからんし、勝つかもわからんし。そこを国民のみなさんがよく見分けてほしい。テレビコメンテーターを含めて、ものの本質を見ようとする人が少ないですからね。みんなコンビニ化してますからね。

宮崎:テレビコメンテーターでいいますと、ものの本質がわかっている人はなれませんから。

宮崎学×平野貞夫×植草一秀

平野:そんなもんですか(笑)

宮崎:本質がわからない人の職業だから。

平野:なるほど。へんな情報社会だから。

宮崎:植草さん、予算が成立したんですけど、特徴というのはどう見ればよろしいんでしょう?

植草:予算そのものに特徴はないのですが、基本的に前年度踏襲の予算で、基本は緊縮ですが、97年度の橋本政権や2000年度の森政権予算などのような超緊縮ではありません。97年は日本経済が浮上したところに逆噴射、2000年春も株価は2万円まで上昇したのですが、森政権が小渕政権を引き継いだところで超緊縮の対応をしました。もっともこれは森政権の政策ではなくて、財務省の政策でしたが。2001年度の小泉政権の当初予は森政権以上、史上最強の緊縮予算になっています。
 2006年度予算は小幅の緊縮ではありますけれども、緊縮の度合いはそれほど強いものではありません。ただ、年金や医療費などの負担増加やこまごまとした増税が含まれていますし、定率減税の完全廃止も盛り込まれています。また、中小企業税制の細かな部分で、たとえば留保金課税の強化など、弱いものを切り捨てる政策という小泉政権の基本スタンスは踏襲されていますね。それでも、それほど過剰なブレーキをかける予算ではない。そうは言うものの国会で細部にわたって十分な論議が求められましたが、民主党が途中で腰砕けになり、シャンシャン総会のような予算審議になってしまった感じですね。