植草:1月16日のライブドア強制捜査ですけれども、捜査が始まったのは夕方7時とか6時ですよね。NHKの第一報が2時間ほど早かったんですね。その2時間に最重要のものは全部消されたと言われているんです。NHKが意図して早目に情報をリークしたのか。そこを調べる必要があると思います。ホリエモンはこの空白の時間に問い合わせが来た時、とぼけたコメントを出しているんですね。この2時間の間に最重要な証拠を消去しろとの指示が出された可能性がある。NHKの単純ミスであれば、致命的なミスだと思うし、あえて情報をリークしたのだとすれば、裏があるという可能性もあると考えるべきです。
宮崎:それで、どういうふうになっていきますかね。これから。国会そのものは無風でいくでしょうか。
平野:想定外の問題は出る可能性はありますね。どっちが勝ったとか負けたとかはわからない。それから、想定内ということでいけば、民主党がまともな政党として生まれ変われるかどうかということでしょう。そのために今の執行部体制では前原体制を固めていこうという。国民がそれを支持するかどうかということでしょう。私は、支持率が一桁になったら、もたないと思うんです。朝日なり、NHKなりの。
宮崎:今、どのへんまで落ちているんですか?
植草:民主党の直近の支持率ですか?
平野:直近で民間放送でやった時には17%くらいでしょ? 問題はやっぱり一番難しいのは10から15%くらいの間でね、こうなっていると非常に難しい。一桁になっていると、はっきりもうみんな当選が心配ですから。明日は民主党の各県連の全国幹事長会議があるんですよ。それで、地方の連中はどれだけ体制に不満があるかという……。
宮崎:批判的でしょう、地方は。
平野:だと思いますね。
植草:2004年の参議院選挙は「人生いろいろ選挙」で、岡田さんのパーソナリティで戦えましたけど、総選挙は「郵政民営化選挙」でしたから、参院選とまったく同パターンの岡田さんのやり方では負けることが見えていた。それにもかかわらず、民主党のなかではあまり大きな声が聴かれなかった。岡田さんの周辺のほんの一握りの人だけですべてを決めているとの印象が強かった。
民主党の実力者である小沢さん、鳩山さん、菅さんなどが中心になって、現状を刷新しようとの声を大きく出してゆけば、意外と早く状況を刷新できるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。来年の参議院選挙に向けて「このままではどうにもならない」という現状と鳩山さんの発言を見ると、大刷新のハラが半分くらいはあるのかなと見えるのですが、その可能性はないですか
平野:渡部さんが国対委員長を受けた条件は「鳩山さんは辞めない」というのが一つあったみたいですね。それから、昨年の総選挙の問題というのは、民主党の岡田代表の周辺に、自民党がもめているから、ひょっとしたら政権が取れるかもしれないというのがあって、そこに矛盾と甘さがあったんですね。 そこに私はわりあい中間的な冷静な常識と良識のある層にあって、先に騒ぐとぶち壊しになるという配慮があったんですよ。それで、県連の幹事長会議を経て、来週から国民の動向によって、まあメディアの反応もあるんですが、まあ自民党が許してるから、これでいいじゃないかと、自民党と仲良くやればいいじゃないかというような世論が働くかですね。いや、これでは議会にならん、政治にならんからだめだというような批判と、それによると思います。そうでないと動けないと思いますね。オルガナイザーをする人もいませんしね。